愛媛県伊予市双海町高野川の高野川神社にある県指定天然記念物「オガタマノキ」4本のうち1本が根こそぎ倒れていたことが26日、分かった。
 県教育委員会ホームページや地元住民などによると、オガタマノキはモクレン科の常緑高木で、神木として植栽されている。境内には高さ最大約23メートル、樹齢200年以上とされる巨木4本が社殿を囲むように生えていた。
 倒れた1本は高さ20メートル以上とみられ、2番目の大きさ。26日午前、巨木を見に来ていた人から木が倒れていると住民に連絡があり、住民は市に通報した。
 見学に訪れる人のため、昨年は地元住民が土地を寄付して駐車場を設置。木が弱っていたため今春には専門家に見てもらい、日が当たるよう周囲の竹を100本以上伐採したところだったという。